makichang2525’s blog

アラサーBBAの何気ない日常を綴っています(^^)

8/21公開、映画「糸」について感想。ネタバレ

 

 

2020年8月12日、全国東宝系映画館にて

先行公開された映画「糸」を観てきましたので、

それについてあらすじ、ストーリー、登場人物の説明です。

 

公開日:2020年8月21日

上映時間:130分(最初の宣伝込み)

監督:瀬々敬久

出演:菅田将暉、小松菜奈、榮倉奈々、他豪華出演者多数

 

 

 

 

 

 

 

~あらすじ~

 

平成13年の花火大会で出会った葵(小松菜奈)と蓮(菅田将暉)

当時13歳の葵が親に虐待されていることを知った蓮は葵と共に家出を決行。

しかし、警察と葵の両親に連れ戻され2人は離れ離れになってしまう。

幼いころの強烈な記憶により強く惹かれあう2人。

しかし気持ちとは裏腹に2人の糸が重なることはなかった。

数年後、蓮は別の女性と結婚し、葵はシンガポールで事業を始める。

そんな2人の糸が再び巡り合うときはくるのか???

どうなっちゃうの??

そんな平成から令和までの2人のラブストーリーです(^○^)

 

 

ー以下ネタバレー

 

 

~ストーリー~

 

 

平成13年。

北海道で生まれ育った園田葵(小松菜奈)と高橋蓮(菅田将暉)。

13歳のとき、花火大会で2人は出会う。

坂道を自転車で落っこちてきた蓮に絆創膏を差し出す葵。

左腕に包帯を巻いている葵を見て「大丈夫?」と声をかける蓮。

自分の方がケガをしているのに人を気遣う蓮に惹かれる葵。

蓮もまた葵に惹かれる。

蓮は将来プロのサッカー選手になりたいと話す。

葵は将来フツウに生きたいと。

蓮のサッカーの試合の日、葵はお弁当を作って来てくれた。

その後「帰りたくない」と訴える葵に「明日また会おう」と返す蓮。

翌日約束の場所で待つ蓮だったが葵は来なかった。

 

 

葵の友人から自宅を聞き出し葵の家へ行く蓮。

そこに葵はおらず、帰ろうとした。

その時、左目に眼帯をした葵が歩いて来るのが見えた。

 

葵は父親から虐待を受けていた。

蓮は葵を連れて青森へ逃げようとする。

 

2人は冬場は使われていないキャンプ施設へ潜り込む。

翌日フェリーで青森へ行くことに。

 

翌日、小屋を後にしようとしたところ、

葵が「もういいよ」と。

しかし蓮は葵の手を取り引っ張っていく。

 

その時、2人のそばを警察車両が通り、

警察官と葵の両親が出てくる。

葵の母親は心配そうな表情を見せ

葵を抱きしめるが、葵の耳元で「そのケガは転んだことにしときなさい」と。

それを聞いた瞬間逃げ出そうとする葵。

 

蓮は葵の手を取り走り出すが、

すぐに警察に捕まってしまった。

葵の手を強く握る蓮だが、2人の手は離れてしまった。

蓮はパトカーに乗せられ去っていく葵に

「葵ちゃん!」と叫び続けた。

 

 

平成20年。

共通の友人の結婚式で東京で再会する2人。

蓮は北海道のチーズ工房で働く青年に、

葵は東京の大学へ通う女子大生になっていた。

葵とのことは過去のことのように話す蓮だが、

本当は最近まで葵からもらったミサンガをつけていた。

「行かなきゃ」と言う葵を追いかける蓮。

 

葵は男が迎えに来た車に乗って去ってしまった。

 

平成22年。

蓮は同じチーズ工房で働く先輩と住むため、

市役所へ転出届を出しに来ていた。

そこで葵を見かける。

葵は母の生活保護のことで市役所に来ていた。

葵は「母に会いたいのではなく、

義父の暴力が娘である葵に向いたときに庇わなかったことを

ただ謝ってほしかった」と話す。

蓮と共に葵の母を探す2人。

葵の母の兄の家を突き止めるが、すでに母は亡くなっていた。

泣き出してしまう葵を抱きしめる蓮。

葵には沖縄に一緒に暮らしている男がいて、

蓮は別の女性と付き合っていて、2人の運命は絡まることなく

別れることになる。

蓮は葵を空港まで送る。

その時、蓮は今フツウに生きてると伝える。

葵は世界を飛び回る人になると伝え、幼いころの夢とは真逆に生きようと

変わった2人。

 

沖縄に帰った葵だが、

一緒に住んでいた男は大金を残して消えていた。

 

平成23年。

キャバクラで働いていた時に知り合ったレイコ(山本美月)の紹介で、

シンガポールでネイリストとして働きだした葵。

レイコと共にネイリストを派遣する会社を立ち上げ、

シンガポールで女社長として成功していく。

 

蓮はチーズ工房の先輩カオリ(榮倉奈々)と結婚。

蓮とカオリとの間に子供が出来る。

と共にカオリがガンに侵されていることを知る。

 

平成26年。

外出をしている蓮とカオリ、そして娘。

おそらくは余命宣告されているであろうカオリ。

そんなカオリと娘を見て泣き出す蓮。

カオリは娘に「偉い人にならなくていい、泣いてる人がいたら

抱きしめてあげられる人になりなさい」と話す。

泣いている父を抱きしめる娘。

それからみるみるうちに弱っていくカオリ。

カオリには中学から10年付き合った元カレがいて、

蓮には内緒で元カレに病院に来てもらっていた。

「いろいろな人に会いたくなっちゃって」と話すカオリ。

それからしばらくして、カオリはこの世を去った。

 

蓮はそれから、ネットで見つけた世界チーズ選手権に挑戦し始める。

 

 

平成30年。

女社長として成功していた葵だが、レイコの裏切りにより

会社を失ってしまう。

その後は日本に帰り、東京のネイルサロンで働いていた。

 

平成31年。

葵が働くサロンにかつてシンガポールで共に働いていた男性が現れ、

シンガポールでまた起業するから一緒に来てほしいと誘われる。

一緒に行く決意をしたかに見えた葵。

しかし自分が昔世話になったおばあさんが

子供たちに無償で食事を提供していることが、

たまたま目に入ったネットニュースにあがっていて、

そのおばあさんに会うため、北海道へ向かう。

 

蓮は失敗作から生まれたチーズが、

ミシュランを獲得するレストランで使ってもらえることになり、

東京へ来ていた。

 

歩道橋を歩く蓮と、その下の歩道を歩く葵。

2人は互いの存在に気付くことなくそれぞれの目的の場所へ行く。

 

 

北海道のおばあさんの元を訪れる葵。

「おかえり」と葵に声をかけ、

昔のようにご飯を食べさせてくれるおばあさん。

葵は「なんでかこのご飯がいちばんおいしい」と涙を流す。

その時、葵を後ろから抱きしめてくれる女の子が。

その子は葵に「泣いてる人がいたら抱きしめてあげなさい」と

母に言われていたことを話す。

その子はおばあさんの食堂によくチーズを届けに来てくれていたらしい。

仕事の終わった蓮が娘を迎えに来る。

何かを感じ取った葵は外に出て女の子を抱っこして歩く蓮の

後姿を見る。

追いかけようとする葵だが、おばあさんが

「亡くなったんだよ、あの子のお母さん」と言い、

葵は声をかけずに見送る。

 

蓮と娘はチーズ工房へ帰宅。

娘から今日あったことを聞いた蓮は

何かを感じ取り、車へと走り出す。

工房の仲間に「どこ行くんだよ」と言われ、

「どこ行くんだよ」と自身でもつぶやき、

走っていた勢いを止め、チーズ工房の仲間の

集まるところへ戻る。

その時、娘が蓮にどんぐりを投げてきた。

どんぐりは蓮に命中して「当たった」とにっこり笑う娘。

そのしぐさは、カオリが生前蓮の背中を後押しするとき

どんぐりを蓮に当てて「行け!」と言っていた様子と

そっくりで、蓮は再び車へと走り出す。

 

食堂のおばあさんを訪ねる蓮。

葵はすでにいなかった。

おばあさんによると、葵は

「フェリーで函館から青森へ行ってみたい」

と話していたようだ。

 

フェリー乗り場へと車を走らせる蓮。

この日は平成最後の日で、令和へのカウントダウンをするため

大勢の人が集まっていた。

 

フェリーへ乗り込む葵。

中学生のころは「葵ちゃん」と呼んでいたが、

平成20年に再会してからは「園田さん」と呼び掛けていた蓮。

葵を探す蓮はいつしか昔手が離れてしまった時のように

「葵ちゃん!」「葵!」と叫びながら葵を必死に探す。

 

葵は蓮の声が聞こえた気がしてフェリーを降りて蓮を探す。

人の多さで近くにいるのに巡り合うことが出来ない2人。

 

フェリーは出発してしまった。

「葵!」と叫び出発したフェリーを見つめる蓮。

力なく垂れた手に重なる誰かの手のひら。

振り返ると葵に手を握られていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・感想・・・・・

 

冒頭の菅田将暉さんがチャリを漕ぐ

引きからアップまでのシーンでまず引き込まれます!

顔面強すぎ!!(え?(;゚Д゚)そっち?www)

 

辛くて大変なこと、災害の事実も描かれているけど、

そこはさらっと流されていて、

まぁそこまで落ちることなく

最終的にはハッピーエンド?ですね。

この作品は映画館で観れて良かったです。

 

誰にでも起こりうることを「糸」という題材になぞらえて、

重なってつながって、絡まり合って、離れて、切れて、

上手いこと表現されている映画でした。

 

蓮と葵だけでなく、その2人の周りの人物の糸がどうなるのかも

観ていて興味をそそられます。

 

終盤のフェリー乗り場で

音が大きくなったので、大事な場面だったのかもしれないですが、

個人的には開始約20分、中学生時代の2人が家出をして

引き離された瞬間がこの映画のピークでした。

そこはちょっとウルっときた(´;ω;`)

 

あとはモデルの贅沢使い!(笑)

小松菜奈さん、榮倉奈々さん、山本美月さん!

いやいや、美女多すぎやろ!

 

加えて二階堂ふみさんも出演されているし、

おばあさん役の倍賞美津子さん上手すぎやし、

キャストがめちゃめちゃ豪華でした。

 

エンディングロールでは葵と蓮の結婚式の様子が

映されて、それが終わると菅田将暉さんと石崎ヒューイさんが歌う

「糸」が流れるので最後まで席を立てません。

 

ちなみに映画中では中島みゆきさんが歌う「糸」は

3回流れたと思います。

 

人との出会いの大切さを考えさせられる

あったかい映画でした。

 

久々に姪っ子との付き合い以外で映画館行ったけど、

映画館って楽しい!たぶん映画館で観たほうが得るものが多いかも。

このご時世絶対行ってください!とは言えないけど、

お時間のある方は映画館で映画を観ることの楽しさを

思い出してほしいです(ナニサマ発言スミマセン💦)

 

 

以上、長くなってしまい申し訳ありません(;^_^A

ここまで読んで頂きありがとうございました!