makichang2525’s blog

アラサーBBAの何気ない日常を綴っています(^^)

「アルキメデスの大戦」 映画紹介

 

 

 

 

三田紀房さんによるマンガが原作。それを実写化した作品。

2019年公開。

上映時間:130分

監督:山崎 貴

出演者:菅田将暉・柄本佑・浜辺美波・笑福亭鶴瓶・小林克也

    小日向文世・舘ひろし 他

オススメ度:★★★☆☆

 

 

 

 

時は昭和8年。

国際連盟を脱退した日本は、新たな兵器を造ろうと

軍会議を行っていた。巨大戦艦派と空母派で対立する意見。

料亭にて天才数学者:櫂直(菅田将暉)を見つけた山本五十六少尉(舘ひろし)は

櫂を海軍に引き入れ、数学の力で対立する戦艦派の意見の不正を暴いていく。

 

 

 

~あらすじ~

 

 

昭和20年、戦艦「大和」はアメリカ軍の戦闘機によって

沈められた。

 

さかのぼること12年。昭和8年。

軍予算で何を造るか会議が開かれていた。

「図体が大きいだけの戦艦などこれからの戦争には必要ない。

 航空機が主力となる」と話し空母を推す山本少尉(舘ひろし)。

対するは模型を使って恰好良さをアピールする戦艦派。

決議は次回に持ち越されることとなる。

 

 

料亭にて。

中将と食事をしていた山本少尉は

天才数学者の櫂直(菅田将暉)を見つける。

軍人を嫌う櫂に、数学の力で軍艦製作に掛かる

不正予算を暴いてほしいと依頼する。

 

一度は断った櫂だが、

「戦争がおこる」と言われ

不正予算を暴くことを決意。

 

不正予算を暴く方法を考える櫂。

資料を探すが、機密事項だからとの決まりや、

軍艦派の邪魔によって資料は全く集まらなかった。

 

資料が何もなかったため、

実際の軍艦を見に行くことにした櫂。

戦艦「ナガト」に乗り込み、

設計図を盗み見て、

小さな巻き尺で大きな軍艦のサイズを測る。

 

軍本部に戻った櫂は、

予算の概算を出すために、

盗み見た設計図と、巻き尺で測った軍艦のサイズを元に、

独学で軍艦の設計図を描く。

 

船を造る時の

人件費や材料費の資料が欲しい櫂だが、

東日本ではどこも協力してくれず、

大阪の造船所へ資料を求めに行く。

費用を計算していく櫂だが、

突然会議が翌日開かれることが伝わる。

時間がない櫂は鉄の重量のみで見積もりを出す数式を考える。

 

会議ギリギリに到着した櫂だが、

鉄の重量の計算がまだ終わっておらず、

数学を用いた説明で

会議を引き延ばす。

計算が終わり軍艦の予算を計算した櫂。

最初に提出された見積もりの約2倍の費用が

掛かることが分かった。

 

しかし、軍艦派の上手い言葉によって

結局軍艦を造ろうという方向に向かう。

そんな時実際の設計図を見た櫂は、

自身が独学で描いた設計図と酷似していることに気付く。

元々の設計図では、年2回の台風の余波を想定しておらず、

設計が甘いことを説明。

軍艦の設計者は負けを認め、空母が造られることとなった。

 

 

会議から1か月後。

造船所に呼ばれた櫂。

設計者から戦艦「大和」の20分の1サイズの模型を

見せられた櫂は美しい戦艦に魅了される。

しかし、戦艦を造れば戦争がおこる、

造ってはいけないと自分を戒める。

 

そこで、「大和」設計者の

思いもよらない計画を聞くこととなる。

 

「戦争は必ず起こる。これまでの戦争で勝利を収めた日本は

負けを知らない。負けを認めることが出来ない。

そのために絶対沈まないと信じさせる戦艦が必要。

日本の象徴、よりしろとする船を造り、

それが沈められることで負けたと認めさせる、

そのために造りたい。完璧な戦艦を造るためには

櫂の力が必要」

と話す設計者。

 

 

9年後。

戦艦「大和」の進水式が行われていた。

その式に出席し、戦艦「大和」を見て涙する櫂。

「この船がまるで日本という国を象徴しているようだ」

と話す。

 

 

*****感想*****

 

軍人の机上の戦争とはまさにその通り。

軍会議での熱いバトル。

戦争映画かと思いきや、

数学で完璧な軍艦を設計し、完成させるまでの話。

 

美しいものを見ると測らずにはいられない

櫂少佐の変人っぷりは見所です。

 

軍艦は昔の男のロマンだったのか?

凄いものを造りたいという

男たちの熱い思い。

少しだけ伝わりました。

 

数学の数式はさっぱりわかりませんでしたが、

菅田将暉さんがボードに数式を書いていくシーンは

圧倒されました。

 

以上、読んで頂き

ありがとうございました。