makichang2525’s blog

アラサーBBAの何気ない日常を綴っています(^^)

「セトウツミ」 映画紹介

 

 

此元和津也さんが描く「セトウツミ」というマンガの実写映画化作品。

2016年公開。

上映時間:75分

監督:大森立嗣

出演者:菅田将暉池松壮亮中条あやみ

オススメ度:★★★★☆

 

 

男子高校生の内海(池松壮亮)と瀬戸(菅田将暉)が放課後に川原でただ暇をつぶすためだけに喋る。関西弁でのやりとりはコントのようで二人の絶妙な掛け合いが笑いをもたらす会話劇。

 

 

 

~あらすじ~

 

 

放課後、塾に行くまでの1時間半を川原で過ごしていた内海(池松壮亮)。

そこへサッカー部を辞めて、同じく暇を持て余していた瀬戸が加わり

2人でその1時間半をただ、たわいもないことを喋り時間をつぶす。

 

瀬戸と内海はいつものように川原で喋っている。

ふと川を見つめたままボーっと立っているだけのおっさんが気になり

「顔見てきてや」との瀬戸の提案に内海はおっさんの顔を見てくる。

そのおっさんは学校で怖いと噂の先輩の、実の父だった。

おっさんと先輩のやりとりをみてなんか感動し、

神妙なおももちの表情になる二人。

 

 

瀬戸は樫村さん(中条あやみ)が気になっていた。

樫村さんかわいいと言う瀬戸だが内海は全く興味がない。

そんな中でバレンタインに何個チョコをもらったか?という話になり

瀬戸は複数個もらっていたが内海は一個だと言う。

勝ったと喜ぶ瀬戸だが「その一個だれからもらったん?」という発言で立場は逆転。

内海がもらった一個は、

瀬戸が気になっている樫村さんから貰ったものだった。

 

 

弱者の前では大きく見せ、

強者の前では小さく見せるオオコノハズクというふくろう。

内海はそれがまるで瀬戸のようだという。

瀬戸の提案で「節がある選手権」というゲームを行う。

なんでも「節があるよなぁ」とつけて話す内容のゲーム。

なんでも節があるとつけて話すうちに雰囲気が悪くなる。

「雰囲気悪なるだけやん」という内海は

何かの気配に気づき瀬戸とともに振り返る。

そこには学校の怖い先輩がいて

二人はオオコノハズクのように小さくなる。

 

 

内海と樫村さん、瀬戸の出会い。

まだ瀬戸と内海が出会う前。

内海は塾までの暇つぶしに川原で音楽を聴きながら本を読んでいる。

そこへ樫村さんがやってきて話しかけられる。

後ろではまだサッカー部だった瀬戸がランニングをしている。

ある日川原で過ごしていた内海は、いきなり瀬戸に話しかけられる。

その日から瀬戸と内海の放課後の暇つぶしが始まった。

内海は他の生徒から、

瀬戸はフリーキックで先輩より自分の方が上手いからと

先輩を差し置いてフリーキックをして、

そのことで部活を追い出されたという話を聞く。

しかし瀬戸と喋っていても、

そのことに内海が触れることはなかった。

 

 

夏休み。いつもの川原で花火をする二人。

怪談話に発展する。

怪談話をするうちに、

「じいちゃんがいなくなった」と話し出す瀬戸。

そんな時に怪しい人影が見える。

ビビる二人だがその人影は瀬戸のじいちゃんだった。

 

 

親の離婚問題を抱えている瀬戸。

父が競馬をし、酒を飲んで母とケンカすると話す。

内海は内海で帰ってから晩御飯はなく

また違った家庭環境の問題を抱えていた。

川原に男と女が現れ争ってる風。

その男女は瀬戸の両親だった。

言い合いをしているが結局母が父を気遣っているような感じで

内海は「ええ夫婦やん、ほんまに離婚するん?」と言う。

 

 

瀬戸のバースデイ。

内海は川原でよく見るバルーンアートをしている男性に頼み

サプライズを仕掛ける。

しかしタイミング悪く

瀬戸は今朝飼い猫が死んだばかりで落ち込んでいた。

励まそうとする内海だが空回り。

瀬戸は飼い猫のせいで両親の離婚問題に発展したため

「はよ死ねや」とミーニャン(飼い猫)に言ってしまったことを後悔していた。

近くにミーニャンそっくりなネコが来てそのネコに謝る瀬戸。

 

 

樫村さんは内海が好きで、

この日も内海が川原にいくのを追いかけて喋りかけていた。

内海は樫村さんに喋りかけられてもほとんど返すことはなかったが、

口を開けばいつも瀬戸の話をしていた。

樫村さんのことが好きでメアドを交換していた瀬戸は

メールで樫村さんを川原に誘う。

樫村さんは内海に嫌われてるから行かないほうがいいと返信する。

「俺は好きやで」とメッセージを送りそうになる瀬戸だが

結局遅れず「内海はネクラやから」

「気にせんでおいで」といったメッセージを樫村さんに送る。

内海も「寒いからはよ来い」というメッセージが

瀬戸から大量に送られていた。

川原に付いた内海は買ってきたあったかいミルクティーを瀬戸に渡し、

二人でミルクティーを飲む。

樫村さんはそんな二人を見て混ざることはなく去っていく。

 

 

 

*****感想*****

 

内海と瀬戸のやり取りが絶妙でめちゃくちゃ面白かった。

ただ喋ってるだけなのに( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

思い出してはまた笑っていますwww

 

会話の中にはあるあるな内容もあるし、

妙に深いようなことを喋っているときもあるし、

それなりの悩みも抱えてるけどただ悩みをぶつけ合うんじゃなくて

たとえ話に持っていったり、

本人いたって真剣なのに

他者が聞いているとふざけてるようにしか見えなかったりで、

上手いこと面白い方向に持っていかれる。

 

ただの会話をこれだけ面白くする菅田将暉さんと池松壮亮さんの

絶妙な間の取り方や関西弁に段々引き込まれていきました(*´ω`)

 

自分も昔のことを思いだして楽しい気持ちになりました♪

 

ただ純粋に面白いと思える、青春時代を思い出せる映画でした。

 

 

ーおしまいー

ありがとうございました<(_ _)>