「溺れるナイフ」映画紹介
ジョージ朝倉さんが描いた漫画が原作。
2016年公開。
上映時間：111分。
監督：大戸結希
オススメ度：★★★★☆
東京からの転校生でモデルの「夏芽ちゃん（小松菜奈）」と
その土地を代々仕切っている家系にうまれた「航ちゃん（菅田将暉）」。
幼いながらも大人顔負けの本気の恋をする2人の中学生～高校までの話。
～あらすじ～
東京でモデルをしていた夏芽ちゃん。
しかし、親の都合で超ド田舎の浮雲町に引っ越すことになった。
モデルをしていた時のように体を貫くような刺激が欲しい夏芽ちゃんだが、
ド田舎には何にもない。
そんな中で、「立ち入り禁止」と書かれた海岸で航ちゃんに出会う。
そこから夏芽ちゃんは航ちゃんに惹かれていく。
夏芽ちゃんは航ちゃんの気を引きたくて写真集の仕事を引き受けた。
浮雲町で撮影をしている時に、撮影現場を航ちゃんに見られてしまう。
航ちゃんに「勝ちたい」という夏芽ちゃんと
夏芽ちゃんのことを「俺んだ」という航ちゃん
二人の気持ちは一体？
学校ではほとんど喋ることのなかった二人だが
「写真集出た」と夏芽ちゃんが航ちゃんに伝えることで
二人はキス？（顎ペロ）をし付き合ってるような状態になる。
夏芽ちゃんはどんどん航ちゃんにハマり、逆に航ちゃんはそんな夏芽ちゃんが
以前と違う面白くないと言い捨てる。
少しギクシャクするが祭りの日にはキスをする。
その祭りの日に夏芽ちゃんのストーカーのような変態男が現れ
夏芽ちゃんを拉致、襲おうとするが未遂に終わる。
航ちゃんは変態から夏芽ちゃんを救おうとするが
返り討ちにあってしまう。
航ちゃんが変態をぶちのめしてくれると思っていた夏芽ちゃんは、
航ちゃんのことを自分の神さんと絶対的に思っていた気持ちが
分からなくなってしまう。そこから二人は別れたような状態になる。
どんどん悪いことをするようになる航ちゃんと、
航ちゃんのことを以前のように光り輝く神さんのように
感じなくなってしまった夏芽ちゃん。
二人はすれ違う。
夏芽ちゃんはクラスメイトの大友（重岡大毅）と急接近する。
拉致されて以来止めていた仕事だったが
関係者の人に再び仕事しないかと誘われ悩む夏芽ちゃん。
仕事をする決心をするためお祈りに言った山で航ちゃんに会ってしまい
再び惹かれあう二人。大友玉砕。
そして、事件から1年後の祭りの日、
夏芽ちゃんは例の変態ストーカーに再び襲われそうになるが、
航ちゃんが助けにきて今回は変態をぶちのめす。
しかし、クラスメイトのかなちゃん（上白石萌音）が航ちゃんを止める。
夏芽ちゃんを人質に取ったかのような変態だったが
そのまま自殺した。
それから夏芽ちゃんは仕事に打ち込み
賞をもらうような女優に成長する。
航ちゃんの運転するバイクの後ろに乗り二人でバカなことを叫びながら笑う。
ラストは実際にあったのか、夏芽ちゃんの想像なのかは
分かりませんが、そこは受け手側の自由だと思います。
原作と少し変えてたりもするけど、
ほぼほぼイメー通りで凄いいい作品でした。
一番の勝因は菅田将暉さんが長谷川航一朗にハマりすぎててカッコ良かった！！
私は原作マンガの大ファンで、何度も読み返すほど大好きな作品です。（なら何故今までこの映画を知らなかったwww）
原作が好きすぎると映画はイマイチということが今までの経験上多かったのですが、
この作品は本当にイメージ通りで上手に「溺れるナイフ」の世界観を表現されているなぁと思いました。
